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前後截断録 第7回

直弼さんと直虎君

 この間まで、井伊直弼について、その若き日の実像を中心に一冊にまとめるべく突貫作業を続けてきたところが、その間に例の井伊直虎さんの新事実を記した文書記録がみつかり、そちらにかかり切りの状態になってしまった。直弼さんの方は20代後半から採集してきた資料をもとに直弼の真像をあきらかにするものである。これまでの直弼のイメージががらりと変わること必至なのだが、アトもう少し、胸突き八丁で停頓である。
焦ってます。

 ホントのところ、直弼も誤解だらけである。これも実体を明瞭にすると吃驚する人も多いと思う。しかし、直弼や直虎、たとえば青年武将井伊直虎君の苦悩というもの、若き日の直弼もそうだが、これを悪気のない諧謔で、ひとつのドラマに仕上げるような人はいないだろうか。

そんなことはアンタがしたらどうじゃ――という外野席の人もいるだろうが出来たら苦労はしない。

それはヤボだ。こちらはそんなヒマがない。たとえば直弼さんは門から家へ入る歩数にまでこだこだわる人であったことなど誰もしらないだろう。直虎君も生まれがいいばかりに駿河府中から井伊谷なんかに赴任させられ地元の曲者連中に翻弄されづづけた。挙句親爺の関口氏経に叱られ、言うことを聞いたトタン、今川がポシャる。

嗚呼なんたるツキの人生か!!
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